金の鍵 銀の錠

ようこそ、BL小説サイト『金の鍵 銀の錠』へ。

 

ここは、天波由々の小説置き場です。

 

オリジナルのBOYS LOVE作品を扱っていますので、
苦手な方はブラウザバックしてください。

 

むふふの?シーンは、他のサイトに別にあげますので、
苦手な方もここだけで読めるようにしようと思います。

 

よろしかったら、お付き合いくださいませ。

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ二度目のここでの朝 ──。昨夜は食べ物の夢ばかり見て、眠った気がしないティオだったが、目が覚めると早速光の球を上げるべくベッドから起き上がった。歩くとふらつくし、放った光の球もそれほど高く上がらなくなってきている。結局昨日は夕方までに五回も集中してやって、気力も体力も消耗してしまって...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へ(…ん…朝?)気がつくと、すでに太陽は空に上がっていたようだ。鳥の声も聞こえない味気ない朝に、ティオは軽く溜め息を吐いた。なかなか寝つけなかったが、朝方に少しはうとうとと眠ったらしい。頭痛は引いているが、もったりと重たい頭を起こすと、雲ひとつない空が目に入った。(知らせを…...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へ「相手の『力』を奪うか、『無』にしてしまう『力』だとしたらどうだ?」「…?」(目に見えない『力』って、そんな……)まさか、と苦笑しそうになったティオに、更にセラグは畳み掛けてきた。「カラ族は「空族」だろう? 「空族」はクウ族と言えなくもない。だとしたら、古に種族が二つに分か...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へこの部屋の出入り口はここだけだが、歩み寄って手を伸ばしても、取っ手にはぎりぎり届かない距離だ。鎖が絶妙な長さで調整されていることに肩を落として、ティオは力なくベッドへと戻った。腰かけたベッドのスプリングは硬いが、新品で上質の手触りのシーツや毛布は買い揃えたのだろう。必要なも...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へ「っ!?」まさか、どうして?と思う間もなく、目の高さに上げられた手首を見て、ティオは目を見開いた。「それ……」「無粋なものだが、こんな役に立つものがあるとは、私もまだまだ勉強が必要だな。もちろん、君に必要なものは、揃えていくつもりだけどね」笑みを含んだセラグの声を聞きながら...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へからだの痛みは少しずつ和らいでいるが、胸の奥に宿った痛みは逆に増していくような気さえして……。ティオは唇を噛み締めながら、右手で自分の胸元をぎゅっと押さえつけた。その手に、新たな雫がぽたぽたと落ちていく。(…… あの時、こうして思いっきり泣きたかった……)それほど、クロウに...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へ温もりを知ってしまった今となっては、仮定の話でしかないが、今の倍以上の時間がかかったとしても、自分はクロウに惹かれていっただろう。(だって、こんな人、オレの周りにはいないから ──)すぐそばにある好きでたまらない男の横顔を、ティオはそっと見つめた。クロウとは何気ない会話でも...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へ明けて翌日 ──。ティオはエファの書いたメモを眺めつつ、どう話を持っていこうか思案していた。結局、昨日はクロウの帰りは遅く、そのまま夕食となり、なしくずしに酒盛りになってしまった。前の晩にあまり眠れていなかったティオは、眠気に勝てずに早々にベッドに入ってしまい、クロウと話を...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へそんなティオのこわばりをほぐすかのような優しい声が、ティオの耳に届く。「嫌ではないな。初めは驚いたが、クロウは私から見ても良い男だ。家族になったら嬉しい、と思うくらいに」「え…?」戸惑いながら上げた視線の先には、温かい声色と同じグィートの笑みがある。その言葉は自分の想いを否...

ぎゅっ…と、して?

前の話へ 目次へ 次の話へ「じゃあ、愛人っていうのは?」『愛人』という単語に、グィートは思い切り眉をしかめた。その表情から、話をするのも嫌なくらいの嫌悪感が滲み出ている。と同時に、どうしてそんな言葉を口にするのか、と問う顔つきになった。「まさか、とは思うが、結婚相手が見つからないから、愛人……と?」...

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